kokoroのtubuyaki (えびすけの裏日記)

『白愁のとき』 夏樹静子著

読みました。

アルツハイマーをテーマにした小説と聞いて、
興味をそそられ読んでみました。

ある男性が、若年性アルツハイマーにかかり、その経過が本人の視点で、
約半年にわたり描かれています。

この本は約10年ほど前に書かれており、
その頃は今よりもっと、まだ謎の病気であったと思います。

でも、すごく作者の方は勉強されたのでしょうね。

まだ何故この病気になるのか、分かっていない段階ですが、
いろんな可能性があるといわれています。そんな中で、

造園設計家というクリエイティブな仕事をしている、
働き盛りの51歳の男性という設定にしたり

本人を、うつ病にはなりにくいとされる、楽天的なタイプとしたり(それでもうつ状態になったけど)、

若年性の場合は、遺伝の可能性も?ということで、
彼の伯母が、同じ病気であった・・・・としたり、

・・・と工夫されています。

早期の発見で、病気の進行が、本人の視点で語られるというのも、
意外なストーリーでした。

小説としては大変おもしろく読めました。
フィクションということで、ドラマチックな内容が盛り込まれていたり、
発症すぐから半年の間の出来事にしぼられているので、
本人の精神的な苦悩にスポットがあてられています。

ラストも、暗い顛末にはせず、明るく希望をもったものでした。

ごく特殊なパターンの設定でもあり、リアリティーには欠けると思いましたが、
今後は、若年性の認知症も増えてくるでしょうし、
そうフィクションの世界だけでなくなるかもしれません。

もし自分が・・と置き換えられる話です。
その時はどう生きるだろう・・・、人事でなく考えておいていいかもしれません。
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by ebisuke1014 | 2005-11-03 11:37 | 介護のこと

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