kokoroのtubuyaki (えびすけの裏日記)

『明日の記憶』荻原浩

映画にもなった『明日の記憶』の原作を読んでみた。

渡辺謙、樋口可南子主演で、周りで聞く限りでは、まずまず好評のようだ。
うちの親戚のおばちゃんが、うちの母とタブらせて、涙が出たといっていた。

同世代の人も多みているようで、他人事ではなく切実に感じるのかな?
などと思っていたけれど、

本を読んだら、感情移入するのも分かる気がする。

なんといっても、若年性のアルツハイマーだから、
自分に簡単に置き換えることができる。

まだ自分で「忘れていく」ことを認識しているごく初期の状態から
(本人が直接告知を受ける)、妻の顔が分からなくなるまでの話だ。

内容は、まぁ、ここではちょっと置いておいて・・・。

その中で、世間一般の人が「アルツハイマー」に関して認識が薄く、誤解しているか、
という挿話がはさんである。

「若年性アルツハイマーなんです」と思い切って告白しても、
「早く治るといいですね」などという激励の言葉が返ってきたりする。

あと、妙に腹がたったのは、主人公が通う陶芸教室の先生が、
アルツハイマーと知ってから、
焼成代を「まだもらってません」と重ね取りしようとしたところだ。

ニュースでも、介護するふりで近づいて、お金を騙し取ったなどというのがあったが。

人の弱みにつけこむ本当にヒドイ話だ。

あと、この本の中で私は「多幸表情」という言葉を知った。
認知症患者の症状の一つで、笑みを浮かべているような表情のこと。

症状自体知っていたが、そういう風な言葉で表現するのは知らなかった。
主人公は本の中で、「笑った顔の下で泣いている」とか、
「笑い顔に確かな理由なんてない」といっています。

どうなのでしょうか?

でも、私は、その表情が出るのは、
怒りや不安といったものから解き放たれたからこそ
出るのではないかと思うのです。

最近の母の笑顔もこの「多幸表情」というものかもしれません。
だから、「笑顔の下で泣いている」なんて思いたくないのです。

「多幸」多くの幸せ、いい言葉じゃないですか。
[PR]



by ebisuke1014 | 2006-10-07 15:14 | 介護のこと

ちょっといいにくいことなんかを、こっそりこちらに書いてます。
by ebisuke1014
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
介護のこと
自分のこと
その他
未分類

ライフログ

お薦め本!

その他のLink☆彡

*えびすけのHP
素敵なお話もうYonda?

*hanaさんのブログ
テムテムな日常

*Mizzieさんのブログ
Web Mizzie's Cafe

*kanaさんの介護日記
落ち葉拾いの記

*kanaさんの別ブログ
~ココロの季節風~

*momijiさんの日記
まさ日記

*Vivid Green☆さんの日記
Vivid Green☆


ファン

ブログジャンル

画像一覧